【読書記録】読書は1冊のノートにまとめなさい

読書は1冊のノートにまとめなさい

著者: 奥野 宣之
単行本: 216ページ
出版社: ナナ・コーポレート・コミュニケーション (2008/12/5)
言語 日本語
ISBN-10: 4901491849
ISBN-13: 978-4901491846
発売日: 2008/12/5
商品の寸法: 18.6 x 13 x 2 cm

 

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読んだのに残らない。それは、読んでいないのと同じではないか、と。
「いい本だったけれど、余り身についた実感がない」
「読んだそばから、どんどん忘れていくような気がする」
「読みっぱなしで本の山が増えるだけ。読んだことは全然活用していない。」
(途中省略)

「全部を忘れたんじゃない。きっと何らかのエッセンスが自分に影響を与えているはずだ」
100のうち、1か2でも残ればいいと割り切るわけです。残りの99だって、一度は頭を通過しているのだから、何かのきっかけがあれば呼び覚まされるかもしれない。
「そういえば何かで読んだ」「こんな話があった気がする」と。

しかし、機能の食事すら、すんなりと思い出せないのが人間というものです。本だけは「エッセンスが残る」というのは、どう考えても無理があるような気がします。それに、100のうち1や2では、効率が悪すぎる。「エッセンスが残る」は願望にすぎない。安心するための方便、ご都合主義みたいなものだ。

がつーーーん、とやられました!!

そう、願望に過ぎないんですよ、読書をしていれば知識・知見が、自分の血となり肉となるなんて。
まだ10代や20代の時ならいざ知らず、四捨五入をして40の自分には、何もせず本を読んでいるだけで「エッセンスが残る」なんていうのは、願望以外のなにものでもない。

このブログを書き始めようと思ったのも、この本を読んだことが一つのきっかけです。
そう、読みっぱなしを止める。

さて著者は「インストール・リーディング」というものを推奨しています。

普通の読書 インストール・リーディング
探す 【本を意識しない生活】
・読みたい本が出てこない
・視野が狭くなる
・刊行情報の見逃し
【日常的な情報収集】
・読みたい本に巡り会える
・本選びの多様化
・刊行情報に敏感になる
買う 【はじめから書店で選ぶ】
・選ぶのに時間がかかる
・つまらない本、読まない本を選んでしまう
・一時的な気分による衝動買い
【探書リストでの指名買い】
・書店での滞在時間カット
・目的を絞って品定めできる
・オンラインストアとの親和が高い
読む 【普通の読み方】
・全て読み通すので時間がかかる
・単調な作業になりがち
・読了後の要点抽出が困難
【読書ノートの作成を見越した読書】
・目的の明確化による速読効果
・マーキングによる作業の複線化
・読了後の要点抽出が簡単
記録する 【読みっぱなし】
・再読につながらない
・内容に加えて読んだこと自体を忘れる
・情報の搾取にとどまる
【読書ノート作りで体験化】
・結果的な再読になる
・書くことによる記憶への定着
・本を触媒に得た思考を蓄積
活用する 【本棚で保存】
・参照が難しい
・目に付かない本の死骸化
・スペースの制約
【読書ノートのデータベース化】
・参照が簡単になる
・読書ノートを援用したアウトプットが可能に
・本自体を手放すことができる

探す、買うについては既に色々と試みをしている。
具体的には、ブクログを使い、

  • 読んでいる本で文献として使用されていた、興味深い本を「読みたい本」として登録
  • 本屋に行った際に、気になった本を「読みたい本」として登録
  • 各種雑誌で新刊として紹介されている本で、気になった本を「読みたい本」として登録
  • 「読みたい本」リストを元に図書館で予約をしたり、アマゾンで購入

そのため、気になっていたのは読む、記録する、活用するの3センテンスでした。

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象徴的一文を探す
抜き書きをするのは、自分が「おお!」と思った箇所がいいでしょう。
「あの感覚をこんなにうまく表現しているのをはじめて見た」
「こういう見方があるのか」
「はじめて腑に落ちる説明を聞いた」
「なんてかっこいい表現だろう」
「わけがわからないけれど、なんとなくすごい」
と思うようなところですね。
大事なのは、あくまで「自分の」心が動いたところです。(途中省略)もうひとつ、抜き書きするのは「なるほど」でなく、「言われてみればそうだ」という箇所にしておくべきです。読んでいて「そうそう」「わかるわかる」というのは気持ちいいけれど、その実、あまり新しい知見にはなりません。自分の考えが覆された、認識が揺さぶられた箇所がもっとも抜き書きのしがいのあるところです。

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本を抜き書きすると、わざわざ自分の感想や考えを書かなくてもいいような気がしてきます。(途中省略)いまの自分の言葉を書いておくことが大事なのです。なぜ、その文を抜き出したのか、自分の考えを保存しておくことは貴重な資料になるからです。それに、著者の言葉と自分の言葉を並列に並べることで、ギャップを感じることができます。

と引用しながら、この引用部分は果たして抜き書き対象として、自分に必要な箇所だったのかを自問自答してしまいます。抜き書きしたい場所ってたくさん出てくるんですよね~。でも転記するのにも時間がかかるわけで、必要最低限にとどめたいわけです。ここについては、もう少し慣れが必要なのかもしれません。慣れというより、欲張らないことが大事なのかも知れません。

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読書を体験化する
本を読んだ結果として、自分の体験をノートに残していく。
これにより、単なる情報のインプットにすぎない読書は、「読書体験」になります。(途中省略)「本にこう書いてあった」というのが「情報の搾取」。「本にこう書いてあったのを私はこう受け取った」「それをきっかけにこう考えた」というのが「読書体験」といえます。要は、本の内容に対するレスポンスとしての自分の考えがあってはじめて、本の内容が身についたことになるのです。本の受け売りから自分の考えへの跳躍を生むツールが読書ノートです。

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抜き書き箇所の再読
ノートに書いた読書ノート、つまり引用とそれに対する感想の再読は、時には本を再読するのと同じくらいの効果があります。(途中省略)最終的には、読書の効用は、自分だけが分かっていればいいことです。読書ノートで参照するほか、ときには本を取り出してきて再読する。こういう積み重ねが本で読んだ内容を自分の血肉とすることにつながります。再読の効果は、記憶への定着だけではありません。繰り返し本に触れることによって、どんどん枝葉が削られ、フォーカスが絞られていくのです。

読書ノートを使った「読みこなし」
読書ノートは本をより理解するためにも役に立ちます。たとえば、本の最初の半分を一旦、読書ノートに書いて、まとめ作業をしてから残り半分を読めば、普通に前から読んでいくより、ずっと理解しやすい。(途中省略)同じことが、別々の本でもできます。(途中省略)このように本を読むときにも「外堀を埋める」という作業は重要です。わかるところから読んで読書ノートを作っていけばいいのです。

ここ大事ですよね。ライフログもそうですが、定期的に読み返すことで体に刷り込まれていく、過去の体験を未来に生かすことができるんだと思います。

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馬鹿にできない耳学問
何も知識の入り口を本に限る必要もありません。(途中省略)セミナーや講演を聴きに行くのは、極めて能動的な行為なので頭に入りやすい。(途中省略)紀伊国屋書店、三省堂書店、ジュンク堂書店、丸善、ブックファースト、リブロ、商工会議所、ジェトロ、自治体、博物館・美術館

メモメモ

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